四季報が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(2月23日発表)

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 扶桑化学 <4368>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の137億円→164億円に19.7%上方修正。増益率が15.3%増→38.0%増に拡大する見通しとなった。半導体市場向けの販売が想定より好調に推移したことに加え、円安による収益押し上げ効果も上振れに貢献する。業績好調に伴い、年間配当を従来計画の70円→73円(前期は66円)に増額修正した。

プロディ <5580>
非開示だった25年8月期の連結業績予想は経常利益が前期非連結比3.2%増の1億9300万円と7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。第1四半期から連結対象となるNNコミュニケーションズの業績やアドバイザリー費用などを織り込んだ。

 フィスコ <3807>
24年12月期の最終損益(非連結)は5.3億円の赤字(前の期は15.9億円の赤字)に赤字幅が縮小して着地。続く25年12月期は0.3億円の黒字に浮上する見通しとなった。今期は企業IR支援サービスで企業調査レポートの受注増加や内製化に伴う外注加工費の削減を見込む。

パピレス <3641>
自社株取得枠を現行の60万株(金額で7億円)から180万株(金額で18億0520万円)に拡大する。また、発行済み株式数(自社株を除く)の12.26%にあたる120万株(金額で11億0520万円)を上限に、2月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

ALiNKインターネット <7077>
株主優待制度に長期保有優遇を新設。2月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主には、現行制度に加え、オリジナルQUOカード(保有株数に応じて1000~3000円分)を贈呈する。

日本プロセス <9651>
アドソル日進 <3837> との資本業務提携を解消する。アドソル日進の保有株売却に伴い、25年5月期に売却益8.4億円を特別利益に計上する。売却益から法人税等控除後の66%相当額を複数期に分割して特別配当として実施する予定。

artien <4634>
中期経営計画における資本政策を一部見直す。LiB関連の投資予定金額を300億円→200億円へ減額。一方、新たに100億円の戦略投資枠を設定するほか、株主還元の目標を200億円以上→400億円以上に拡大。