四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月17日発表)

エアトリ(6191)

航空券予約サイトのエアトリ(6191)。今2024年9月期の会社予想の営業利益は10億円と前期比5割以上の減益。しかし、四季報では繁忙期の夏場にレジャー客の増加で国内外とも航空券販売の伸びが見込めると判断。広告宣伝費などの大幅なコスト増を加味しても会社予想はかなり保守的とみて、四季報は会社計画の3倍の30億円の営業益を予想している。

くら寿司(2695)

くら寿司(2695)。マグロやカニなど人気のネタを使ったフェアや、人気アニメ「名探偵コナン」とのコラボ販促などの効果もあり、月次売り上げが好調に推移。会社側は今2024年10月期の営業益をほぼ前期並みの24億円と予想していたが、四季報夏号は独自に45億円と予想。なお、くら寿司は6月10日に業績の大幅上方修正を発表し、営業益見通しを四季報予想をも上回る55億円にまで引き上げた。

東海理化(6995)

トヨタ系の自動車部品メーカー、東海理化(6995)。今2025年3月期はスイッチ類の出荷数量が増え、生産改善や販売価格是正も効くうえ、前期のリコール費用110億円がなくなる。会社側の期初予想は減益見通しだが、四季報は会社計画は保守的とみて、会社予想に100億円上乗せした増益見通しを立てている。