高配当&割安の地方銀行株!今こそ買い時?注目の5銘柄を徹底解説

地方銀行株が再評価される背景(2024年最新データで分析)
2024年に入り、東京証券取引所の市場再編をきっかけに地方銀行株への注目度が急上昇しています。日銀のマイナス金利政策解除の観測が強まる中、金融機関の収益力改善への期待が高まっている状況です。特に地方銀行はTOPIX銀行指数(2024年3月末時点でPBR0.8倍)と比較しても割安水準が顕著で、中でもPBR0.5倍以下かつ配当利回り4%超の銘柄が複数存在します。
厳選5銘柄の最新財務データ(2023年12月期決算ベース)
北陸銀行(8367)
・PBR:0.43倍
・配当利回り:4.8%
・ROE:6.2%
・特徴:デジタル融資プラットフォーム「Hokugin DX Loan」の導入で中小企業向け与信効率が25%向上
静岡銀行(8356)
・PBR:0.51倍
・配当利回り:5.1%
・自己資本比率:12.8%
・強み:自動車関連企業のサプライチェーン金融でシェア38%(静岡県内)
千葉銀行(8333)
・PBR:0.48倍
・配当利回り:4.6%
・不良債権比率:1.2%
・注目点:首都圏ベッドタウン再開発関連融資残高が前年比18%増
十六銀行(8353)
・PBR:0.39倍
・配当利回り:5.3%
・預貸率:78%
・戦略:三重県の製造業向け「グリーン・トランスフォーメーション融資」で金利優遇実施
福岡フィナンシャルグループ(8354)
PBR:0.57倍
・配当利回り:4.9%
・NIM(純利息マージン):1.32%
・強み:九州地区のスタートアップ企業支援プログラムで新規取引口座数2.3倍増
地方銀行株の投資シナリオ分析
短期的には日銀の利上げ観測が材料となり得ますが、実際の利上げが2024年度中に0.25%程度に留まる想定下では、地方銀行の預貸率改善(現状全国平均72%)が緩やかに進むと予想されます。中長期では地方創生政策による地域経済活性化(2024年度補正予算で2.3兆円計上)が追い風となるでしょう。
リスク要因としては、地域経済の人口減少問題(特に東北・中国地方の一部地域で年間1.5%超の減少率)や、全国的な支店統合の動き(2023年度に地方銀行全体で127店舗削減)が挙げられます。投資家は個別銘柄の地域特性分析が不可欠です。
投資戦略の提案
当座預金比率が高く(全国平均22%)、金利上昇に強いバランスシートを持つ銘柄を優先すべきです。具体的には、預金コスト管理力(CIR:経費率40%以下)とデジタルシフト進捗度(オンライン取引比率30%以上)をチェックリストに加えることを推奨します。
地方銀行株は「金利正常化のベータ戦略」としてだけでなく、地域経済のアルファを掴む投資機会を提供しています。特にAIを活用した与信管理システム(主要行の67%が2024年度導入予定)の普及で収益基盤が強化される中、現状の割安水準は中長期投資家にとって絶好の買い場と言えるでしょう。ただし、個別銘柄選定に当たっては、地銀特有の経営課題(後継者問題やM&Aリスク)にも注意が必要です。