本日(11月7日)引け後に発表された決算・業績修正

マルハニチロ <1333> [東証P]  ★今期経常を一転16%増益に上方修正・5期ぶり最高益更新へ
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比53.1%増の212億円に拡大して着地。加工食品および食材流通部門は原材料・エネルギー価格の高騰や円安が響き減益だった。一方、海外部門で欧米向けペットフードや水産物の販売が好調だったほか、水産商事部門と養殖部門は相場上昇も追い風に増益を達成した。
併せて、通期の同利益を従来予想の250億円→320億円に28.0%上方修正。従来の9.4%減益予想から一転して16.0%増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

ドリームI <4310> [東証P]  ★上期経常は8.7億円の黒字、アイペット株式売却益182億円計上へ
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は8億7800万円の黒字(前年同期は2900万円の赤字)に浮上して着地した。新規事業創造ニーズの高まりを背景に、ビジネスプロデュース事業の拡大基調が続いたことが寄与。ベンチャー投資で複数案件の売却益を計上したほか、アイペット損害保険の収益拡大も黒字化に貢献した。
併せて、第一生命ホールディングス <8750> [東証P]が実施する子会社アイペットホールディングス <7339> [東証G]に対するTOBに応募すると発表。TOB成立の場合、23年3月期に約182億円を特別利益に計上する。

ニチアス <5393> [東証P]  ★今期経常を一転3%増益・最高益に上方修正、配当も4円増額
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の265億円→315億円に18.9%上方修正。従来の13.3%減益予想から一転して3.0%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。上期において、高機能製品部門を中心に全社の業績が堅調に推移したことが上振れの要因。
併せて、今期の年間配当を従来計画の88円→92円(前期は86円)に増額修正した。

チャームケア <6062> [東証P]  ★7-9月期(1Q)経常は40%増益で着地
◆23年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比40.5%増の5.5億円に拡大して着地。主力の介護事業が収益を牽引した。コロナ禍による行動制限の解消などによって既存ホームの入居率が改善したうえ、新設ホームの入居も順調に進み、22.8%の大幅増収を達成した。